鋼志誕生秘話

誕生!悪魔の子!〜ぼ、僕はハムスターだったのかい?〜

第2話  とぐろ


前回のあらすじ
最近身の回りでおかしなことが続いていた26歳の鋼志。ある日、母親が見せてくれた物とは・・・!


「あんたに渡したい物があるんよ」

母は箪笥の引き出しから、時代を感じさせる紫色の布に包まれた小さな物体を取り出した。

「なに、それ。」

「開けてみなさい。」

私は言われるままに布の結び目をほどく。ナフタリンのような匂いが鼻をつく。

中には小さな桐の箱と、SONYの黄色く変色した古びたカセットテープが入っていた。

テープにマジックで何か書いてある。

【鋼志君 1972年3月12日 午前10時20分頃録音 身体検査時】

「いつ見せようかと思ってたんじゃけど、、、お前もええ年じゃし、そろそろええかなと思ぉてねー」

(なんだ?この人は僕に何を見せようとしているんだ?)

そして、私はゆっくりと箱の蓋を開けた。



「なに、、、これ?」

母はうつむいて言った。

「あんたのへその緒よ。」

「へその、、、緒?」

これがへその緒なのだろうか。

私はへその緒が一般的にどういう物なのかは知らないが、私のそれはどこか少しおかしい気がした。

どこだ?

どこに違和感がある?

どこに?









そして結論が出た。














私のへその緒は、、、












長い。








もっすご長い。



1メートル以上はあったように思う。

そして、



白かった。




白くて細長い物が、小さな箱の中でぐるぐる渦巻いていた。


とぐろ。


私のへその緒はとぐろを巻いていた。


も ぐるぐるぐるぐる巻いていた。


白い小さな蛇のようだ。

白蛇は神の使いという。そう思えば恰好はいいが、実際はどちらかというと、

ネズミ

私のへその緒はハツカネズミのしっぽのようだった、、、。


*続く*


次回「誕生!悪魔の子!」第3回

【僕、そう言われてみると へそのゴマが、、、】 をお楽しみに!!

誕生!悪魔の子!

みなさん、お元気だろうか。
入籍して2週間が経とうとしている。早いものだ。
あまり実感はないが、したことは間違いない。
自分たちの意識よりも、周りからの言葉やメールで実感させられることが多い。
人とのつながりを改めて感じることが出来た。

産まれて36年、私の人生を振り返る、、、にはまだ早い。
ただ、私の幼少期はどんなだったのか、という質問をいただいたこともあった。
この機会に、産まれたときの私を振り返ってみたいと思う。

アコカのフリーペーパーで以前連載していた私の誕生秘話。
今宵新しくなってふたたび、、、、




鋼志誕生秘話
誕生!悪魔の子!〜ぼ、僕はハムスターだったのかい?〜 第1話

私はいま、相棒が寝ている隣の部屋で深夜パソコンに向かっている。相棒は眠りが浅くすぐ起きてしまうので、キーボードを打つ音に気を使う。
あれは何年前の話だったろうか。おそらくちょうど10年前だったと思う。10年前、26歳か、、、10年前でも26。すごいな。
あいや、話がそれた。失礼。
とにかく当時、なぜそのタイミングだったかは分からないが、自分が産まれたときの話を知ることになったのだ。いま思い出しても恐ろしい、鋼志という名の赤子のことを、、、

そのころ私の身の回りではよくおかしなことがおこっていた。
玄関の前に大量のタバコの吸い殻が落ちていたり、リスが家の前で車にひかれていたり、門の前の花を植えても植えても持って行く近所のおばあちゃんがいたり、いつのまにかタンスの一番下に入ってるパンツがキレイに丸められていたり。
しまいには刃物を持ったナゾの男に追いかけられたりした。
断っておくが、全て事実である。

そんなことが続いていたある日、
母が突然私にへその緒を見せてくれたのだ。
『鋼志誕生』と書かれた1本のカセットテープと一緒に、、、

それらは驚くべき内容だったのである、、、!!


*続く*

次回「誕生!悪魔の子!」第2回
【とぐろ】をお楽しみに!




入籍しました。

つまり、籍、入れました。

風見慎吾風に言えば、

ぼーくぼーく、いれっちゃいますぅ おさえきれーずにー。

です。


2008年の4月1日に僕、僕、入籍しました。

相棒と二人で役所に行って入籍届出してきました。

マスクをしたテンションの低いおばさんが冷静にチェックして一言、

「大丈夫です」

と、言いました。

「あ、はい」

と、僕が言い、5秒くらい沈黙があった後、

マスクをしたテンションの低いおばさんが充血した目でこちらを見て一言、

「結構ですよ」

と、言いました。

僕らは席を立ち役所を出ました。

雲一つない天気が最高でした。

そのあと千鳥が淵にサクラを見に行きました。

ボートに乗りたかったのですが、強風で営業してませんでした。

がっかりしてると、むこうから宇○竜童夫妻が歩いてきました。

ヨコハマでもヨコスカでもないのに突然だったので少しビックリしました。

でもホントにこれ以上ないくらい満開できれいでした。

風は強かったけど、まだまだサクラは散らずにしっかりと花をつけていて。

この先、いろんなことあるだろうけど、迷いながら、二人で道を見つけて、踏みしめて、行こうと思います。

みなさんこれからもどうぞよろしくおねがいします。
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